尿酸値を低下させる治療
高尿酸血症の治療に使用される薬には大きく分けると、尿酸の排泄を促進する尿酸排泄促進薬と、尿酸の働きを抑制する尿酸合成阻害薬の二つがあります。
現在日本で使用できる高尿酸血症治療薬は、尿酸排泄促進薬のベンズプロマロンと尿酸合成阻害薬のアロプリノールの2種類です。ベンズプロマロンは尿酸排泄作用が強く、アスピリンとの相互作用が少ない薬です。尿酸排泄促進薬は、尿酸の排泄が悪いために血液中の尿酸が増え、上昇した尿酸値を下げる必要のある患者に用いられます。しかし、尿中へ排泄される尿酸の量が増えるために、尿酸の結晶が腎臓に沈着して腎臓が機能障害を起こすことがあります。
尿酸が生成されることを抑え、尿酸値を下げる薬を尿酸合成阻害薬といいます。各医薬品メーカーが様々な商品名をつけて販売していますが、どれもアロプリノールという薬です。アロプリノールは例外を除き、1日2回、200mgから400mgを12時間間隔で服用します。副作用は軽い肝機能障害や湿疹などが起こることがありますが、どちらも軽度のものです。ごくまれですが、再生不良性貧血や劇症肝炎が起こることがあります。特に腎臓に障害のある患者に副作用が起きやすいので、注意が必要です。
また痛風、高尿酸血症の治療は薬物療法が中心となりますが、食事療法も重要です。痛風、高尿酸血症は暴飲暴食や高脂肪食、高タンパク食などの食生活の乱れが肥満を招き、体内のプリン体を増加させて尿酸値を上昇させる誘因となるので、適正なカロリーを守って栄養のバランスの良い食事を規則正しく摂ることが大切です。