尿路結石
痛風の合併症の一つに、尿路結石があります。腎臓で作られた尿は、尿管を通って膀胱に入り、尿道から体外に排泄されます。この尿の通り道である尿路にできた結石を尿路結石といい、痛風患者の10%から30%にみられます。
尿酸結石は、腎臓で尿の中の尿酸が結晶を作ってだんだん大きくなり、小さな石のようになったもので、成分の約50%が尿酸で、そのほかにリン酸、シュウ酸、カルシウムなどが含まれています。尿酸血が高くなり、尿中に排泄される尿酸の量が多くなるほど、結石ができやすくなります。腎臓でできた結石は、尿路を流れておりていきますが、大きさが6mm以上の結石になると、途中で尿管に引っかかってとどまり、激痛や血尿の原因となることがあります。結石が見つかった部位によって、腎杯結石、腎盂結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石、前立腺結石といいます。
尿管結石はほとんどが腎臓から落ちてきた結石が原因ですが、膀胱結石の場合はその他に排尿障害などが原因で膀胱にたまった残尿に結石ができることがあります。
結石が腎臓にあるうちは、自覚症状はほとんどありませんが、尿管結石では激痛を起こし、息ができないほど苦しむことがあります。これは疝痛発作と呼ばれ、多くの場合、腰や脇腹を中心に下腹部が痛み、結石が尿管の中を移動すると、痛む場所も変わっていきます。また、移動する結石が尿管を傷つけたり刺激したりするので、血尿が出たり、頻尿、排尿痛などが起こったりすることもあります。