糖尿病
糖尿病は普通の人に合併しやすい病気です。糖尿病は過食や肥満、運動不足、内分泌系の疾患などにより、血液中のブドウ糖を細胞内に取り込んでエネルギーにする時に働く、インスリンというホルモンが不足して、血液中のブドウ糖が過剰になる病気です。
また、インスリンを分泌する膵臓のランゲルハウス島のβ細胞が壊れてしまい、インスリンが欠乏して血糖値が上がるために糖尿病になるタイプもあります。糖尿病になると細い血管に障害が起こるので、目の網膜や腎臓の糸球体などの血管がおかされて、腎症などの合併症を発症させます。
ブドウ糖は私たちが活動する時のエネルギー源となる3大栄養素であるタンパク質、脂質、糖質の一つです。食物を食べることで体内に取り込まれた糖質は、消化器でブドウ糖に分解されると小腸から吸収され、血液に溶け込んで全身の細胞組織に運ばれてエネルギー源として使われます。
余分なブドウ糖は、肝臓でグリコーゲンに変えられて肝臓や筋肉に蓄えられ、また一部は中性脂肪となって脂肪細胞に取り込まれます。蓄えられたグリコーゲンは、ブドウ糖が足りなくなった時に再び分解されてブドウ糖に戻され、エネルギー源として使われます。健康な人では血液中のブドウ糖の量は食事の後に上昇しますが、しばらくすると低下します。しかし、空腹時に血液中の血糖が126mg/dl以上だと、糖尿病と診断されます。
糖尿病は、主に1型糖尿病と2型糖尿病の2種類に分類され、日本人の糖尿病の95%以上が2型糖尿病です。2型糖尿病は、中高年になって肥満や運動不足によってインスリンの作用が低下するために、血糖値が上がって発病します。