痛風ガイド

痛風とは

痛風はある日突然、下肢に激痛が起こる病気です。現在日本には、痛風患者が約50万人から60万人おり、さらに痛風予備群といわれる高尿酸血症患者の数は、300万人から500万人ともいわれています。

痛風の発作が起こる部位は約60%が足の親指のつけ根で、その他、かかと、膝の関節などの下肢部分に集中して現れます。なぜ下肢に発作が集中するのか、はっきりした原因は分かっていませんが、下肢の関節部に尿酸の結晶がたまりやすいためだと一般的には考えられています。

痛風の発作は、夜明け前や早朝に起こることが多く、痛みが始まって2時間から3時間ほどたつと患部の関節が赤く腫れ上がり、少しずつ和らいで治療を受けなくても10日前後で自然に消えます。最初の発作では4日から1週間ほどで痛みはとれて、10日もすると完全に消えることがほとんどです。しかしこれは痛風が治ったのではなく、最初の発作を起こしてから1年から2年後、痛みを忘れたころに再発します。最初の発作の時に適切な治療を受けずに放置しておくと、発作の間隔が半年に一度、3ヶ月に一度と、少しずつ短くなります。

尿酸の量は加齢とともに低下していきますが、なんらかの原因で尿酸値が上がりすぎると高尿酸血症になり、その状態が数年続くと痛風の発作を起こすようになるといわれています。また女性も閉経後は、エストロゲンなどの女性ホルモンの分泌が減って、尿酸の量が増えることから、特に腎疾患のある人は高尿酸血症を起こしやすくなります。痛風は年代別にみると、働き盛りの30代から50代の男性に最も多く発症し、痛風患者の約95%を占めています。

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